一青窈

ハナミズキは東京市長が桜を送った返礼として贈られらたのものです。日米親交は今見事に「ハナミズキ」が咲き誇ることによって、叶えられています。願いよ、いつか叶いますように。もっと人がやさしくなれますように。そんな祈りの歌です。

今回の紅白で赤組が勝利したのは、この曲があったからだと思いました。そこで、この曲の歌詞に込められた思いについて記してみます。この歌詞は9.11事件を一青さんが受け止めて書かれたということですが、「空を押し上げて　手を伸ばす君」は、「僕」とその妻の間にできた女の子でしょう。それは、ハナミズキの枝が芽吹く様に比喩されています。「薄紅色の可愛い君」も女の子をハナミズキに比喩したものでしょう。「水際まできてほしい」というのは、「僕」とその妻が５月に渡米する際の船のそばまで女の子に来てほしいということでしょう。「つぼみ」は女の子の「果てない夢」そのものであり、それが、9.11事件のように突然断ち切られることなく「ちゃんと終わりますように」、女の子とその好きな人が百年続くように死んでいく両親が平和を祈った歌だと思います。「夏は暑過ぎて」は、9.11の頃を暗示しています。女の子を残していく僕からの娘への「気持ちは重すぎて」「一緒に渡る」に渡れないのは、三途の川です。「お先にゆきなさい」と我慢し譲り合う気持ちによってテロとその報復という連鎖の「果てない波」がちゃんと止まりますように。本当の平和を祈った歌です。「ひらり蝶々を追いかけて白い帆を揚げて」は女の子が遊ぶ様子ですが、ハナミズキの白い花とそこに遊ぶ蝶々のイメージに重ねられています。「母の日になればミズキの葉、贈って下さい」は死んでいく母の願いです。「待たなくてもいい」のは、命日をということでしょうか。「知らなくてもいいよ」というのは、9.11事件の真相、だれに報復すべきかについてであり、報復の連鎖を断ち切ることを願う言葉ではないでしょうか。以上、私なりの解釈ですが、参考になれば幸いです。

「ハナミズキ」を聞いて窈さんのファンになった人には、最適の一枚です。収録曲は「ハナミズキ」「大家」「江戸ポルカ」「金魚すくい」のシングル４作品を収録し、さらに、映画「珈琲時光」で使われた曲も収録し、ベスト版に近い仕上がり。さらに窈さんの初ツアー最終日のDVDまで付いています。窈さんを気になっている人は、まず、この１枚。お勧めです。

　一青窈さんの曲には魂を感じます。ぜひアルバムを買いたいと思っていたのですぐに購入したのですが、付属のＤＶＤが最高でした。なぜなら、それは彼女のイメージを大きく変えてくれたからです。非常に誠実なステージは、彼女の曲の重みをますます大きくしてくれた気がします。地味なステージではありますが、心に染み渡る音楽と歌声が、映像と共に心にいつまでも残りました。絶対におすすめの作品です。

一青窈の曲で万人受けするのは、やっぱり｢ハナミズキ｣のようなしっとりとしたバラード。でも個人的には、｢江戸ポルカ」のような遊び心満載の曲の方が好みだったりする。決して｢癒し｣のイメージだけでは終わらない。このアルバムでは彼女の意外と“おてんば”っぽい表情を垣間見ることができて、とてもオモシロイ。何より、艶のある垢抜けた歌声は耳に心地よく、それぞれの曲に見事に嵌っている。

どうして彼女の歌声は心の深いところにこんなにも沁み込んでくるのでしょう？1stアルバムよりも格段に世界が深く、広くなった2ndアルバム。歌う曲も井上陽水さんによる"一思案"、"面影モダン"ありシングル"江戸ポルカ"、"金魚すくい"ありで彩り豊かでバラエティに富んだものになっていて今現在でのベストとも言えるアルバムではないでしょうか。私がここで書くまでもないのですが、ラストの"ハナミズキ"はものすごい名曲です。9.11を受けて書いた曲だと一青さんが語っていましたが色んな枝葉をそぎ落としていったらこんなにも優しく美しい曲が出来上がったというところに彼女の歌の、人としての、魅力がうかがえる思いがします。

彼女の歌声は、まるで蒼く透きとおる月の光のように、心を柔らかな光で満たしてくれる。「月天心」は、そんなやわらかな光と同時に、彼女の芯の強さや、生きるやさしさに満ちたアルバムに仕上がっている。少し疲れたとき、少しせつないとき・・・是非、聴いてみて欲しい。お奨めは、sunny　side　up・月天心・心変わり・アリガ十々etc

１１月にシングル「もらい泣き」でデビューし、その存在が口コミでじわじわと広がりつつある彼女。そのうねるようにこぶしをきかせた歌唱と、繊細で憂いを含んだヴォーカルが心を離さないためだろう。日本人と台湾人の両親の間に生まれ、いわば別の文化や環境に接して育った彼女だからこそ培われた独特のセンスも素晴らしい。そんな彼女が早くも1stアルバム『月天心』をリリースする。シングル曲「もらい泣き」をはじめとし、今までインストアライブなどで歌われてきた隠れた名曲「あこるでぃおん」など、全部で１０の詩編がおさめられている。いまだ未知数の才能を秘めている彼女だが、珠玉のアルバムであることは確信できる。この作品によって日本中へ、そして世界へ羽ばたくアジアのSongbirdとなれる可能性を秘めている。そんな大きな期待の持てる作品だ。

ひきこもりがちになってしまった友人からの１通のメール「ダンボールからでられないんだ・・・」からすべてははじまった。　どうしても社会に対応できず、不登校になりひきこもりが日本で急増している。それを彼女独特の感覚でかきおろした名曲。　「ええいああ」、「夜光虫」など聞きなれない歌詞も面白い。ぜひ一度視聴を。

二曲目に収録されている翡翠を何度も何度も聞いた。特に後半は、詩と曲と声とが一つに溶け合ってものすごい世界を作っている。彼女の歌を聴いていると、日本語が大好きになってくる。その美しい響きに心から感動させられる。

一青窈が他人に詩を提供するなんて恐らく初めてではないでしょうか。既に有線で何度も聞いているのですが、『あぁ、一青窈っぽいな』とニヤリとさせてくれる作品です。昔からのファンにもいい曲だと思いますし、一青窈好きにもOKな曲です。

大ヒットした一青窈さんの「大家」や「ハナミズキ」など、数々の作曲を手がけたマシコタツロウが、ついにメジャーデビューする事が決定。メジャー第1弾は、6曲入りのミニアルバムです。窈さんのコーラス入りの曲も収録されているようなので、タツロウファンも一青ファンにもおススメです。

一青窈さんの歌の中ではこれが１番好きです。「もらい泣き」も好きですが、私はこの曲が、何度聴いても飽きません。むしろ聴くたびに自分の心に落ち着きを取り戻せる、そんな気がします。また、この詞の「失って、初めて気づくこともあるけれど、元には戻れない」のところでぐっときました。中国っぽいメロディもとてもキレイでオススメです！

情熱大陸をみて一青窈さんが気になる存在になりました。大家はメロディラインが綺麗なのですきです。この曲をカラオケで歌ったときに友達が「墓、通ってみよか」のところで反応したのが忘れられません（笑）歌詞の句読点が、一青さんの個性だと思います。

あるお店に行った時に、流れていました。とても心に残ったので購入しました。よく耳にする音楽ばかりなのですが、飽きることなく本当にリラックスできるものばかり入っています。スポーツ前のストレッチの時や、お店、医院でも邪魔にならない音楽だと思います。オススメです☆

一青窈さんのシングル４枚を二つに分類するとすれば、「もらい泣き」と「大家」、「金魚すくい」と「江戸ポルカ」だと思います。

丁度、江戸時代など、日本の歴史、文化に興味を持ち始めていたので、この曲にもハマりました。ノリも好きです。是非カラオケで歌いたいですね。好き嫌い分かれるかもしれませんが、私は大好きです☆

　吉祥寺の客席１５席足らずの小さなスクリーンで非常に映えていた。この不思議な感覚は、なんとも味わい深い珈琲を飲んだ後のようだ。　神田小川町、中央線、早稲田の都電、高崎線だけでなぜだか実に自分が日本人であることを嬉しく思った。　一青窈の演技は実に素朴で純粋、観ている者はとても心地よい気分になる。彼女の亡くなったご両親が、映画の中で家族を再現していた気がする。小津監督へのオマージュと捉えるよりもよいかも知れない。　観た後、久しぶりになんとなく生きるっていいな、そんな気持ちで吉祥寺駅から御茶ノ水・神保町にでもと中央線に乗ることにした。

ストーリィテリング的には、主人公である陽子は、敢えて自分が今思っていることを言葉にして人に伝えたりしない。普通（自由、あるがまま）に生きている。その時に何を思い何を考えたかは、その後で行動で知ることができるという語り口。この方法は巧いね。小津と関連付けることには あまり意味がないとも思えまが、評価が分かれるのはよく分かります。小津的かどうかわからないけれど、御茶ノ水の聖橋から神田川下流を望んだ場所（だそうです）からのショットで、土手下に潜る丸の内線と川沿いをカーブしてゆく中央線、それをまたいで鉄橋を渡る総武線の３線がほぼ同時にとらえられているシーンが鉄道マニアに受けがいいと聞いたけれど、たしかにいい雰囲気のショットでした。陽子役の一青窈は可も無く不可もなくという演技だったけれど、肇役の浅野忠信は、陽子が「妊娠している」って言った時からの動揺ぶりは、さすがにうまいね。雰囲気そのものが動揺しているっていうのがスゴイ。

－てとしゃん－　いいですよ。前作よりも映像・音声ともにいい出来ですね。ぜひ、パソコンではなくＤＶＤ専用機での再生、しかも5.1chでお楽しみいただけるとより良いかと思います。時々、テレビで見かけるよりも、LIVEのほうが断然活きています。表情の豊かさもいいですね。

ＭＣが少ないが不満と言えば不満なのですが、本人がテレビ（sakusakuへのゲスト出演）で、「何しゃべってたのか自分でも意味不明」と発言されてましたので、一青さんの意をくんでのカット、ということでしょう。パフォーマンスとしては完璧だと思います。こういうのをほんとの唄というのでしょう。聞き惚れます。ジャニだのハロプロだの、客が騒いでナンボ、と言うのとはもはや定義づけがちがう全く別物、と言っていいでしょう。唄は静かに聴きましょう。

このDVDには先頃シングルとして発売された「ハナミズキ」の初お披露目の映像が記録されています。「原型」としてはとても聴き応えがあります。私は見に行く事が出来なかったのですが、ライブの質感が綺麗に収録されており、個人的にはライブこそ一青窈の音楽を聴く真骨頂と思います。ぜひこのDVDを見て、彼女の音楽や形成する世界観を感じ取ってください。なおNHKではHDやBS、地上波でも放送されましたが収録曲が異なっていましたので、見比べるのもファンとしては楽しいと思います。

内容はとても満足できる内容でした。でも、壁紙とスクリーンセーバーの特典は不満たっぷり。期待できません。